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　「貯金しても1回他の銀行で引き出ししたら利息分くらいなくなっちゃうし、株でもやってみようかなぁ。」と思ったネット証券が便利でお得です。手数料も安いし、パソコンや携帯電話さえあれば、いつでもどこでもできます。

ここで初心者の人のために、ネット証券の選び方や株の注文方法など、株をはじめる前に知っておきたい基本的なことについて紹介します。

ネット証券の種類

現在、インターネットで株が買える証券会社は全国で数十社以上あります。大きく分けると次の2つに分類されます。

１．店舗のある証券会社が行っているインターネット取引サービス

店舗、電話、インターネットの全てが利用できます。利用方法により手数料はかわり、ネットでの売買手数料は店舗で取引した場合の7〜8割くらいが相場でしょう。また、年間で数千円程度の口座管理料がかかるところが多いです。

２．店舗をもたないネット専業証券

手数料が安く、情報も多岐にわたっているところが多く人気も高いです。ただ、手数料は安いといっても、ネット専業証券の中でも売買手数料に差があるので、よく比較することも重要です。ネット専業証券は、口座管理手数料がかからないところが多いので、複数に口座を持つのも選択肢となります。

選び方のコツは、証券会社のサービス内容と、自分のしたいことをよく照らし合わせることでしょう。例えば「この商品を買いたい」「手数料が安いのが絶対条件だ」「注文がしやすいと安心できる」「デイトレードがしたい」といったものでもよいでしょうか。だいたいチェックポイントは次の４つになります。

１．売買手数料

２．取扱商品の種類

３．情報の質と量

４．画面の見やすさ・操作性

売買手数料は、証券会社によってかなり差があるため、表を参考にしましょう。取扱商品の種類については、株を買いたいだけならどこでも良いと思いますが、ミニ株や中国株などの外国株になると扱っている証券会社が限られてくるので注意が必要になります。また、ミニ株1つとっても手数料や取り扱い銘柄が異なりますので、注意が必要です。
情報については、各証券会社のサイトで提供されている株価情報や銘柄選びに役立つレポート、銘柄検索機能などに注目しましょう。自動更新型のリアルタイム株価情報の見やすさや銘柄検索のしやすさ、アナリストレポートの数や更新頻度などがポイントになるでしょう。この他、取り引きが成立したときにメールで知らせてくれる機能もあるといっそう便利です。

画面の見やすさというのは、スムーズに注文ができる画面かどうかとうことです。銘柄コードを銘柄名ですぐに検索できるか、株価や気配（売りたい人と買いたい人が提示している値段と注文に出されている株数）、売買単位などが表示されているか、現在の口座残高が同じ画面でわかるかなどがポイントです。これらは各証券会社が用意しているデモ画面などで分かるので見るよいです。